雨の中のパワースポットめぐりです
2015年5/23~5/24の久米島1泊ひとり旅、2日目は朝から雨。
8時ごろ起きて、ホテルの部屋の窓から外を見たら、湾の向こうの山が
雨雲で覆われてましたよ。
折りたたみ傘も持ってきたし、ゴム靴も履いてきたから、
天気は気にせず出かけましょう。
ホテルは素泊まりプランだったので、前日に松乃屋で食べきれずに
折詰にして持ち帰った鶏唐揚げとおにぎりで、簡単に腹ごしらえ。
10時前にホテルをチェックアウトして、町に出ました。
じんじんロードは、雨の中。
帰りのフェリーは14時に 出航するので、13時までには戻らなきゃいけません。
近場のパワースポットをいくつか歩いてまわることにしました。
那覇のフェリーターミナルで手に入れた、このフリーペーパーが頼りですよ。
では、行ってきます!
女神ゆかりのパワースポット~ 君南風殿内
今回の久米島の旅は、梅雨時ということもあり、海以外の
観光スポットをあちこち回るつもりできました。
前日は、五枝の松と、一番行きたかったミーフガーを訪れましたよ。
2日目に まず目指したのは、古い女神にゆかりのある、
君南風殿内(ナンペードゥンチ)です。
事前に、君南風についてネットで調べてみました。
君南風様は、女神3姉妹のお一人なんですね。
南風という名の女神さま。なんとも、美しい名前だと思います。
琉球王朝時代には国王の姉妹がなる最高神女である聞得大君(きこえおおきみ)の下、
各地の村に配置されたに三十三人の祝女(ノロ)たちのひとりとして、久米島の神事を
司る女性を君南風加那志と呼んだそうです。
「加那志」は琉球古語で、「様」の意味ですね。
君南風殿内は、君南風加那志が神事を執り行った、清らかな拝所ですよ。
ホテルを出て、県道242号線の上り坂をてくてくと、約40分ほど歩きます。
途中で、バス停発見。
時刻表です。1日5本か・・・。
まだ午前中ですが、雨が降ったりやんだりで蒸し暑く、
人通りがまばらなのを幸いに、ノースリで歩いてましたよ^^
着きました!君南風殿内です。
集落の端に、普通の民家のように佇んでました。
上から目線じゃない聖域って、いいですね。
ご挨拶をして、鳥居をくぐります。
まずは、お清めを。
拝殿に、おじゃまします。
お賽銭箱は、家の中にありました。
朝早いうちに、たぶん集落の方がお掃除をしているんだと思うのですが、
どこもかしこもきれいに掃き清められ、お香と白木のいい匂いが漂ってましたよ。
側面から。
久米島にお邪魔したご挨拶をして、一休み。
次の目的地に向かおうとしたら、雨雲が空を覆いはじめました。
君南風殿内の場所はこちら。
久米島の人々を守る神様へご挨拶~西銘ノロ殿内
那覇に帰る前に行っておきたかった、久米島のパワースポット。
そのうち、港から一番遠い場所にあったのが君南風殿内だったので、
本降りになってきた雨の中を、港のほうへ引き返しましたよ。
県道242号線から、横道に入ります。
道の先に、なにかあるね・・・。
具体的に、どう注意したらいいんだろう。ハブに。
この道では、ハブと子供に注意が必要らしいです。
同列でいいのか?
この道沿いには小学校があるのですが、日曜なので静かでしたよ。
この道の先、西銘集落の中には、観光名所が多いのです。
まず最初に、集落の守り神様の家に、ご挨拶を。
西銘ノロ殿内(ニシメノロドゥンチ)です。
かつて、首里王府から任じられた祝女(ノロ)が、
西銘、上江洲、久間地の3つの集落の祭祀をつかさどり、
火の神(ヒヌカン)を祀って神事を行っていた場所です。
今も、集落の人たちによって清らかに保たれています。
集落の中、普通の民家のような拝所。人の暮らしのそばで、
いつも神様は温かく見守ってくれています。
正面から。
神社の鳥居の代わりに、2本のヤシの木がすっと伸びて、
神様のおうちを守っていますね。
こちらの住所は、Google Map先生が把握してませんでした^^;
次にご紹介する上江洲家を目指すとすぐ近くに見つけられるので、
久米島に行かれる方はどうぞご挨拶に訪れてみてくださいね。
さて、集落を通り抜けるご挨拶を済ませたら、先へ進みますよ。
島の発展に尽くした名家のお屋敷~上江洲家
西銘ノロ殿内のすぐそば、同じ通りの向かい側には、
旧家 上江洲家(うえずけ)あります。
1754年に造られた琉球士族の屋敷で、国指定重要文化財建造物です。
ここは見物料が300円かかります。
この時点でお昼になっていて、13時までに港に戻らなきゃいけないので
中を見学するのは諦めました・・・。
フクギ並木と堅牢な石垣に囲まれた、赤瓦のお屋敷です。
雨に濡れた石畳も美しいですね。
正面から。
ほとんど盗撮だねw
久米島には上江洲さんという姓の方が多いのですが、
この上江洲家はかつて、お茶の栽培や紬の製法を普及させ、
久米島の発展に大きく貢献した家なのだそうですよ。
上江洲家の場所はこちら。
このあたりで、ワタシの久米島散策はタイムアップです。
来たときとは逆に坂道を下り、港へ向かいましょう。
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