ぐらん亭

【台湾旅行】至近距離で楽しめる!台北行ったらタイペイ・アイで京劇を観よう!

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2016年2月、旧正月を目前に、
台湾南部を大きな地震が襲いました。

2011年3月の東日本大震災発生直後、
隣人として真っ先にあたたかい支援を
届けてくれた彼らの復興のために、
ぜひ、ご協力をお願いいたします。

日本赤十字 台湾地震救援金募金

誕生日に、台北でひとり観劇してきたよ

あとで時系列に沿ってまとめますが、
今年の誕生日は、ひとりで台北にいましたよ。

好きな場所で、好きなことをする!というのが
自分への誕生日のプレゼントでした。

半日しかいられないんだから、
あれもこれもと欲張ってはイカン!と
思い、行きたい場所、やりたいことを
絞りました。

そのうちのひとつが、
久しぶりの京劇(チャイニーズオペラ)鑑賞。

10年ぶりくらいに、
台北市内の劇場、臺北戯棚(タイペイ・アイ)
京劇を観に行ってきましたよ。

開演の時間が迫っていたから、
すぐ近くの雙城市場での食べ歩きを
早めに切り上げたわけよ。

タイペイ・アイは、
中山北路沿いにあります。

雙城市場でお腹を満たし、
民権西路駅のほうへちょっと戻って、
上海商業儲蓄銀行の角を
左に曲がり、直進。

そこから、のんびり歩いて
10分くらいでたどりつきますよ。

19:30開場、20:00開演だったので、
直前に着くように調整していったら・・・

けっこう、人だかりがしていた。

どうやら、日本と韓国のツアー客が
1組ずつ、入っていたようです。

チケット売り場にも、行列ができてますよ。

台北に着いてから
電話で予約してあったので、
チケットが確保できてるのですが、
この劇場は全部、自由席。

こんなに人が多いと、いい席が取れるか、
心配しつつ、チケットをゲット!

平日は550元ですが、土曜日は880元です。

この日のレートで、3,300円くらいかな。

舞台は、建物の3Fにあります。
エレベーターホールの行列に加わりましょう。

時間になって、ホールのドラが鳴り、
お客さんたちがエレベーターに乗りこみ始めました。

乗りこむ前に、お姉さんたちが
チケットをもぎってくれますよ。

3Fに着くと、京劇の
人形たちがお出迎えしてくれました!

音楽のお出迎えもありましたよ!

心地よい二胡(胡弓)の調べです。

動画を撮ってきたので、どうぞ!

↑の動画にもちらっと映ってますが、
役者さんたちのお化粧風景も
観ることができますよ。

のんびりしてると席が埋まるかも!?
という焦りがあったので、
早々に舞台のある劇場の中へ。

団体のお客さんが多いのですが、
英語・日本語・中国語の字幕が
見安い、後ろのほうの席から埋まってました。

開場から開演までは30分あるので、
お客さんたちは席をキープしたあと、
ホールに戻って胡弓の調べを楽しんでいました。

舞台の両側に大きな画面があって、
右側には日本語、
左側には英語と韓国語の字幕が出ます。

ということで、画面の見やすい
真ん中より後ろの席に座る人が多かったです。

ワタシはできるだけ近くで
観たかったので、一番前の中央の席をキープ。

チケットの半券と、

今夜の演目の説明パンフレットです。

前半は、獅子舞の雑技ですよ。

休憩を挟んで、後半がメインの京劇。

今夜は、中国版の道成寺ともいうべき、
白蛇伝(金山寺)が上演されます。

さて、開演の時間になりました!

太鼓のリズムに合わせて現れた、
金色の獅子と頭のでっかい、中国風のピエロ!

獅子もピエロも、客席に乱入して
観客をいじりまくりですよ!

噛みつかれたり、

一緒に踊らされたり!

ワタシも噛まれた!

後ろの席へも行ってくれます。

お客さんたちがみんな笑顔で、
すごーく盛りあがりましたよ!

獅子は、このあと、雑技も見せてくれました。

ここから、

華麗にジャンプして、無事に着地!

このあと、お菓子をくわえて、
客席にバラまいてくれましたよ!

獅子の動きもすごく面白かったけど、
ワタシはこの、舞台端で太鼓をたたく
おにーさんたちがお気に入り。

獅子の動きに合わせてたたくだけじゃなく、
撥をバトンみたいに回転させたり、
空中にほうりなげてキャッチしたり、
おっ!という技を見せてくれてました。

なにより、若いイケメン多し!

ここで、前半が終了。
休憩に入ります。

ホールに出てみると、京劇の歌の
生演奏が始まるとこでした。

動画もどうぞ。

これから始まる後半の
京劇の出演者さんたちと、
記念撮影することもできます。

かなり長く休憩時間が取られているので、
みなさん、役者さんたちと
たくさん写真を撮っていましたよ。

ワタシは二度め&一人だし、写真はパスw

おみやげにちょうどいい、かわいくて
手頃なアイテムも並んでいます。

ドラが鳴って、後半が始まりました!

楽団も、準備完了。

この日、上演された白蛇伝は、
正体を隠し、人間の女性に化けて
人間の男性と結婚した白蛇が主役。
全編は長いので、クライマックスシーンだけ、
ダイジェストで上演されましたよ。

ワタシが前回来たときも、
同じ演目でした。
二度めですが、久しぶりなので、楽しみ!

さて、白蛇の正体を知る金山寺の和尚に
夫との仲を引き裂かれ、
夫を取り戻すために金山寺を
訪れるところから、舞台は始まります。

お伴の青蛇の化身、青児とともに、
金山寺にかくまわれている夫を追って
登場した、白蛇の化身。

衣装も化粧も白すぎて、
ハレーション起こしてもーたw

日本の歌舞伎と同様に、
役者さんは全員、男性です。

と、わかっていても、優雅さに見惚れる!!!

ワタシは一番前の席だったので、
夫を恋う切なげな表情や、
指先の動きやひるがえる裾の広がりなんかが
間近に観れて、うっとりとしておりました。

女子力で、圧倒的に負けておるwww

金山寺の和尚に夫を返してほしいと
懇願するも拒絶され、
ならば力ずくで!ということに。

封神演義ばりの、人間と妖怪の
大戦争になりました。

金山寺側には、イケメンの大将がおります。

棒を鮮やかに操って、寺の軍を指揮しますよ。

対する白蛇側は、カメや魚といった、
水の生き物たちの化身が味方です。

白蛇が悲しい歌を歌ったり、
優美な舞いを披露したりする前半と違い、
戦いメインの後半は、アクロバティックな
見せ場がいっぱいです!

ちょっとだけですが、動画もどうぞ。

ところで、ワタシの右隣に
座っていた若い台湾人の男性2人。

どうやら、この劇場の関係者らしく、
白蛇の歌を小声で一緒に歌ったり、
軍隊が登場するときの音楽を一緒に
口ずさんだりしていました。

もしかしたら、この日お休みの
役者さんだったのかもしれないです。
話しかけてみればよかった・・・。

さて、見せ場いっぱいの後半も終わり、
ついに白蛇は夫に会えないまま、
舞台は幕引き。

結局、あんだけの美女が
恋焦がれていた夫、一度も出てこなかったよ!!

カーテンコールです。

最初から最後まで、
なにもかもが夢のように優雅で、
美しい舞台でした。

すごく、贅沢した気分で劇場を後にしましたよ!

日本で出ているガイドブックには
必ず載っているタイペイ・アイですが、
「観てきた!」という人は少ない気がします。
旅行者は、みんな夜市に行っちゃうのかな。

この劇場は、毎週月・水・金・土の、週に4日、
公演を行っています。

タイミングが合ったら、
夜市とは違う、優雅で贅沢な雰囲気を
ぜひ!台北で体感してみてくださいね。

臺北戯棚(タイペイ・アイ)

住所:台北市中山北路二段113号3F
TEL:(02)2568-2677
営業時間:(月・水・金)19:30入場、20:00開演(550元)
(土)19:30入場、20:00開演(880元)
定休日:火・木・日曜日
タイペイ・アイのサイトタイペイ・アイ

タイペイ・アイの場所はこちら。

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