被災地で、
行方不明者の捜索にあたる災害救助犬。
彼らは、瓦礫で足が傷ついても、
弱音も吐かずに懸命に生存者を捜し続けます。
「人を助ける」ために力を尽くしている彼ら。
瓦礫の下の被災者を探しあてても、
すでにその人の命は喪われていた・・・。
そんなとき、救助犬は「助けられなかった・・・」と
大きな精神的なダメージを受けてしまうそうです。
それが続くと、気落ちしたあまり、
立ち上がれなかったり、嗅覚を喪ってしまった
救助犬もいると聞きます。
「人を助けたい」という思いが強いだけに、
助けられなかったときの失望や自責の気持ちも
強いものなのだろうと思います。
生存者を探し出し、救えたとき、
彼らが感じる喜びや幸せは、
それだけ大きなものなのでしょう。
そんな彼らの存在を頼もしく、尊いと思うと同時に、
震災に絡むこういうニュースを目にすると、
怒りよりも同じ人間として、情けなさが先にきます。
被災地狙い相次ぐ「火事場泥棒」 警察当局、県外からも応援投入で取り締り強化 盗犯捜査員、覆面パトカーも
この手の犯罪を犯す人間が
火事場泥棒して手に入れる幸せなんか、
犬が感じる幸せに比べたら、
はるかに軽くて、小さなもの。
犬以下のプライドしかないし、
やることも犬以下に、ちゃちい。
被災した人の家から泥棒って・・・。
やることが、犬以下だもの。
主人が避難した後の家に取り残されても、
犬はきっと家を守る。
火事場泥棒は、番犬のいる家には入れない。
犬にも敵わない、ちゃちい犯罪者だわ。
命としてのレベルが低すぎる。
一日も早く、熊本の皆様の生活が、
平穏を取り戻せますようお祈りいたします。