ぐらん亭

【北陸旅行】福井県のお寺、永平寺に行ってきたので写真貼ってきます

ひとり貸切バスでめぐってきました

2019年1月末~2月はじめに、
ひとり北陸旅行の記録、その続きです。
もう5月に入っちゃったよorz

細かくまとめてると長くなっちゃうし、
もー、(できるだけ)淡々と
写真貼ってきます!
夏が近づいてる今、冬の北陸の写真は
涼しさをもたらしてくれるだろう!
気持ち的に!

1/29に沖縄を離れて、旅の空の下で
誕生日を過ごしたワタシ。

【北陸旅行】日本海沿いの国民宿舎「鷹巣荘」でのんびり誕生日してきました

旅の3日目、1/31の朝早く宿を発って、
バスに50分ほど揺られて福井駅へ
戻ってきました。

この日は、あいにくの小雨。

路線バスは、福井駅の西口に着きます。
駅を挟んだ東口側にあるのが、
永平寺や一乗谷へ行く観光バスや、
名古屋や大阪への高速バスが発着する
バスターミナルです。

チケットも、ここで購入します。

このターミナル、2019年1月の時点では、
改装したて。ピカピカでした^^
つか、一部はまだ工事してた。

チケットを買ったら、大きな荷物を
コインロッカーに預けよう。

こちらが、一乗谷・永平寺の巡回バスの
1日フリーチケットです。

朝倉・永平寺フリー乗車券といって、
一乗谷朝倉特急と永平寺ライナーの
2系統が一日乗り放題になる、
お得なチケットですよ。

巡回バスの本数は多くないので、
詳細は京福バスの時刻表で確認を!

京福バス

乗り場は、2番。

定時(10:20)にバスがやってきました。
なんと!乗客はワタシひとりw

運転席の斜め後ろに座りましたよ。

運転手さんと2人でドライブ状態w
無言でいるのはちょっと気づまりなので、
福井市内を抜ける前にワタシから
話しかけて、地元の情報などをたくさん
教えていただきました^^

この日の目的地、永平寺と一乗谷の
歴史や見どころについても、
いろいろと教えていただけましたよ!

先に一乗谷遺跡に着くけど、この天気だし、
外を歩き回るのはちょっと考えものですね。
先に永平寺をまわって、様子見したほうが
いいかもしれないですよと、ごもっともな
アドバイスをいただき、一乗谷をいったん
素通りして、午前中は永平寺を訪れることに。

永平寺は曹洞宗の修行所です

福井駅東口から永平寺までは、
バスで約40分。山の中を走って、
定刻の11時少し前に着きました。

永平寺の門前町。

バスの運転手が紹介してくれたお店、
一休さんから傘を借りて、
観光客どころか地元の人の姿もない
道を、お寺へ向かいます。

今さらですが、ワタシ、こういう
閑散とした観光地、大好きw
だってさー、3年くらい前、さんざん、
中国から怒涛のように押し寄せる
インバウンド客の相手してたんだぜ。
もう、中国語はいい。静寂を楽しみたい。

雨が雪に変わる中、なだらかな上り坂を
のんびり歩いていきましたよ。

途中には、ひっそりとこんな石碑が。

永平寺を開山された道元さんの歌です。
それぞれの、平凡に見える一日は
いたずらならぬ(無駄ではない)」、
というのは、しみじみ、心に沁みるよな。

門前町には他にも、道元さんの歌碑が
あるので、訪れる方はぜひ、
探してみてくださいな。

禅の里、永平寺 想いにふれる 歌碑をめぐるコース

バス停から歩くこと、5分ほど。

目的地の、永平寺が見えてきました。

永平寺さんの山号は、吉祥山
曹洞宗の大本山です。

参道入口。

雪が残っていて、なかなか
趣のある風情ではないですか。

では、お邪魔いたしますよ。

永平寺内の全景図。

沖縄にはこんなに大きなお寺さんは
ないので、この図を見るだけでも
かなり新鮮な気持ちになりますね。

こちらから、堂内に入ります。

受付で、拝観料(500円)を
お支払い。券売機がありました。

歴史あるお寺ですが、入口付近は
新しい雰囲気。博物館みたいだね。

ここで靴を脱いで、ビニールに入れます。
御朱印をいただきたい場合は
専用の受付があるので預かっていただき、
帰りに受け取ることができますよ。

最初の部屋では、永平寺内の各所の
説明を受けられます(希望者のみ)。

座禅の組み方も教えていただけますが、
初心者には厳しいので、お座布団も
お借りできます。座禅用のおざぶとん。
ころっとしていて、かわいいです^^

禅寺である永平寺さんでは、
今もたくさんの修行僧さんが
修行に励んでおられます。
立ち入り禁止の箇所も多いし、
声を立てることも禁じられている
建物もあるとのこと。
修行の妨げにならぬよう、
静かに移動をお願いします、と、
まだ10代のお坊さんが丁寧に
説明してくださいましたよ。

ちなみに、この若いお坊さん、
足を怪我してしまいまして、
今は座禅を組むことができません。
お手本を見せられなくてすみません
と恐縮してらっしゃいました。
もう、良くなったかな。

シーズンオフの平日なので、観光客は
とても少なく、団体客はゼロでした。
おかげでこのあと、ゆっくりと
お寺の中をまわることができましたよ。

一番の見どころは、天井画が有名な
この「傘松閣」です。

傘松閣は、広さ222畳の大広間。
天井を、144名の画家による絵が覆っています。

それぞれの絵と画家については、部屋のそばに
一覧があるので、じっくり見てみよう^^

渡り廊下からは、この雪景色。

人の声の聞こえない中、
小雨が軒を打つ音が心地よかったです。

そして、堂内にはほのかなお香の香り。

お坊さんとすれ違うときには、
静かに一礼するだけで、お互いに
声は出しませんでした。
そういうのが憚られる雰囲気なのよな。
「音を立てずに動く」ということも、
禅の修行のひとつなのだそうです。

こちらは、大庫院に祀られている
韋駄天さんです。

「大庫院」というのは、お寺の台所のこと。

お台所の守りに足の速い韋駄天さんが
据えられているのは、「台所から火が出た時、
寺中に素早く火事だと知らせられるように」
ということと、「できたての料理を
すぐに運べるように」という、二つの
願いがあるからだそうですよ。

修行僧たちの中で、日々の食事を
整える役目を担う人を、禅宗では
「典座(てんぞ)」と呼ぶのだそうです。

福井駅から移動中、バスの運転手さんが
「道元さんは、食べるということを
とても大事に考えてらした。そういうとこが
私は好きなんですよ」とおっしゃってました。

なんだか、ワタシとも気が合いそうだ、
道元さん^^

できたての料理を、冷めないうちに
食べてほしい!そのためにも、
一番おいしい状態で運ぼう!

そういうのは、料理を作った人なら
当然抱く願いだし、なにより、
食べ物に対する敬意でもあるよな。

「食」を大事にしていた道元さんは、
料理する典座の心得をしっかり、
書き残してらっしゃいましたよ。

ビギナーズ 日本の思想 道元「典座教訓」 禅の食事と心 (角川ソフィア文庫)

沖縄に帰ってから手に入れて
読んでみたのですが、あーこれ、
料理人してる友達に、ぜひ!
読んでもらいたいなーと思う良書でした。
気が向いたら、内容紹介しますw

お寺の中を1時間ほど歩き回って、
預けてあった御朱印帳を受け取り、
下山しましょう。

と、下山する前に。

お寺の修繕費用の寄付を募っていたので、
若い修行僧さんへのお布施のつもりで、
少額ながら寄付させていただきました。

お礼として、かわいいブレスレットを
いただきましたよ。

バスの時間があったので、1時間ちょっとの
短い拝観でしたが、もっと長く滞在したいな
と思えるお寺さんでした。

歩き回ってお腹が空いたので、↓で軽く、
腹ごしらえ。

【永平寺町 一休】福井・永平寺の門前町。ほっとする、おいしいお蕎麦屋さんです。

心とお腹を満たして、次の
目的地へ向かいましたよ。

曹洞宗大本山 永平寺

住所:福井県吉田郡永平寺町志比5-15
TEL:0776-63-3104
拝観時間:8:00~17:30
(入場は16:30まで)
駐車場:有(供養に来られた方専用)
参拝客は周囲のコインパーキングなどを利用。
永平寺さんのサイトはこちら:曹洞宗大本山永平寺

永平寺さんの場所はこちら。

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